ハイブリッドか軽自動車か
消費税増税も間近に迫ってきた。ミニバンやセダン、高級スポーツカーに興味はあっても実際にはエコカーで経済的にしようと考えていないだろうか?トヨタの高級車よりも三菱やスバルなどで低価格に中古車を買うのも悪くはない選択だ。
車両本体や諸費用が安いのが中古車だが、維持費を安くしようとすると選択肢も難しい。年式なりに程度の良い良車探しが大切なことは言うまでもないだろう。これから購入予定があるなら、維持費の内容や基本をしっかり抑えておこう。
中古車維持費内訳
強制保険の自賠責保険は全てのドライバーが支払うことになる。任意保険は加入義務がなく、親の扶養に入っているなら支払わないこともある。中古車には影響されにくいが、スポーツタイプなどは保険料が上がりやすい。自賠責保険は1万円から2万円。任意保険料金は個人差が激しい。
◆ガソリン代
使用環境とガソリン価格に左右される。走行距離1万キロでおおよそ10万円と少々と見積もりできる。日本車はレギュラーが多く、ハイオク車は一部の高級車と外車。ディーゼル専用の軽油はガス代も安くなりこれから主流になるという話もある。ガソリン代を支払うとポイント還元されるクレジットカードもあるので活用したい。
◆車検費用
中古車は未登録の新古車もあり、車検切れしているものもある。この場合はもちろん車検を受ける費用がかかる。受ける所によって料金は違い、5万から15万円くらいだろう。車検付なら数年は支払わずに済む。
◆自動車税
毎年5月に支払い通知が届く。車の排気量に応じて課せられる税金で、小型車や軽自動車が安くなる。国産車のほとんどは3.5リッターで29,500円から58,000円の料金になり、大排気量の外国輸入車は維持費も高いことが分かる。
◆メンテナンス代
オイルやタイヤ、バッテリーなどは1年から2・3年ほどで交換することで安全な運転ができる。リセールバリューにも関わるので、売却するつもりなら半年ぐらいでもいいのでそれぞれ消耗品を交換したい。
◆パーツ代
買ってきた中古車にカーナビやアルミホイールなどが装備されているならいいが、古い型のカーナビは更新しないと使いづらいのでおすすめできない。特に型落ちした車でパーツが入手できないケースもあるが、一つ前のモデルならまだ社外オプションが豊富にあるはず。新車価格以上にお金をかけるオーナーもいるし、改造代金は高くなることを覚えておこう。
◆その他
道路料金(高速道路、有料道路)、駐車場代(月極め駐車場、パーキング)、罰金など
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月々 年間シミュレーション
作成 solovieff.net
項目 | 月々の支払い額 | 年間支払い額 |
---|---|---|
自賠責保険料 | – | 15,600 ~16,350円 |
任意保険料 | – | 20,000 ~50,000円 |
ガソリン代 | 10,000円 (1000km) |
120,000円 (12000km) |
自動車税 | – | 29,500 ~111,000円 |
車検費用 | – | 20,000 ~50,000円 |
メンテナンス費用 | 1,000 ~10,000円 |
12,000 ~120,000円 |
パーツ代 | 5,000 ~10,000円 |
60,000 ~120,000 |
その他 | 10,000 ~50,000円 |
120,000 ~600,000 |
※ガソリン代はリッター100円で計算
※一括の支払いが義務付けられているものは月割り不可
※一般的なドライバーを対象
新車や外車と比較
登録費用や税金などで初期費用が中古車購入よりも高くなる。ただパーツ交換などのメンテナンス費用はすぐにはかからない。乗り換えするために売却予定があるなら、マメに洗車やメンテナンスをしておくと買取価格も上がる。長く乗るつもりなら維持費は高くなる。
・外車 輸入車
外国産でもフォルクスワーゲンやフィアット、プジョーなどは維持費もそれほど違いはない。日本での売れ行きもいいのでパーツが高いということもないだろう。重量や排気量が少ないほど維持費は安くなるので、小型車は国産車と大差がないので一部のカーエンスーから人気。反対に大型車で高級部品をぜいたくに使用してある輸入車は維持費も高い。高級セダンなどは税制面でも支払額が高くなるだろう。BMWやベンツはディーラーが国内にもあるがハイオク仕様で重量、排気量もあるので維持費は高くなりがち。
・中古車
乗る車によって大きく違う。軽自動車やコンパクトカーは維持費でも安くなりやすいが、5万キロ・10万キロ走行の車で部品交換費用が高くなることもある。ただメンテナンスが良い車なら10年落ちでも維持費は高くならない。日本車ならいいが、激安の中古外車(アウトビアンキ、ロータスなど)などは部品取り寄せでオークション利用したりしないと入手不能になることもある。
維持費を安くする方法
ダイハツやスズキのファンでなくとも、とにかく軽自動車をおすすめしたい。燃費がミニバンやSUVなどよりも倍近くて、税金の面でも安く済むからだ。アクアなどのコンパクトカーでもハイブリッドでないのに30km/lを超えてくる!
ガソリン代を安くする方法
ガソリンスタンドでの料金支払いにポイント還元されるクレジットカードを利用すると、年間で1000円以上実質値引きになる。
クレジットカードは月々の支払額に困った人の強い味方!日用品や普段のショッピングで使っても、支払いは来月になるので給料日前でお金がなくても物が買える!
まとめ
維持費に困ったらやはり軽自動車がおすすめだ。ただ中古車価格では相場が高めなので、下調べが大切!新型のスズキやダイハツは車両本体の値段も高めだ。ただ、後々のことを考えると燃費や税金が安い車が維持費節約につながるだろう。
オートローンや銀行系ローン、消費者金融など今は維持費を安くする方法がある。必要なら毎月の支払額を抑えるために利用してみてもいいだろう。借り入れは長い人生の中で利用することもあるので仕組みくらいは覚えておこう。